クマタ ナミコ   KUMATA NAMIKO
  熊田 凡子
   所属   メディアコミュニケーション学部 こどもコミュニケーション学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/03
形態種別 論文
標題 「日本の道徳教育における関係性についての検討―森有正「一人称」論を手がかりに―」
執筆形態 共著
掲載誌名 江戸川大学教職課程センター紀要
掲載区分国内
出版社・発行元 江戸川大学教職課程センター
巻・号・頁 (7),5-15頁
総ページ数 40
著者・共著者 辻直人・熊田凡子
概要 道徳は、人と人の間柄、すなわち人間関係の中で成立するものである。現代の道徳教育において目指す教育目標の1つに主体性の育成が含まれる。本稿では、哲学者森有正の「一人称論」を手がかりに、道徳教育における関係性について検討してきた。森有正の主張に拠れば、人はまず個々が自己「一人称」となって自己の「経験」を自覚し、自己を見つめていくことが、生きる上で必要ある。自己が学び取り創り上げていく「経験」と「学習」の機会を与えるのが、教育の役割である。道徳では、1人1人の個人が尊重され活かされ、自律した人格の形成が不可欠である。互いを分かり合い、認め合うには共感的関係は必要であるが、あくまで一人称なのである。見せかけの主体的・対話的な教育方法では、真の人間関係は成立しないであろう。