マツオ ユミ
MATSUO YUMI
松尾 由美 所属 メディアコミュニケーション学部 情報文化学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 言葉に関する発達の理解と保育実践のつながりを意識した領域「言葉」の指導法の有効性(2) ―言語発達に関する子ども理解と言語発達を促す保育内容の理解に着目して― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 関東短期大学紀要 |
巻・号・頁 | 62,28-37頁 |
総ページ数 | 10 |
著者・共著者 | 松尾 由美,塚越亜希子 |
概要 | 本稿では、保育内容「言葉」の指導に必要な知識の中のどのような側面で理解が足りないことが原因で、子どもの発達に着目した模擬保育の振り返りができなかったのか考察することを第一の目的とする。 加えて、『子どもの発達を「言葉」の視点から捉え、子ども理解を深めながら保育内容について具体的に理解』できているのかを確認するために、本授業(保育内容「言葉」)がどのような保育内容「言葉」にかかわる知識を高めるのかを明らかにし、本授業の有効性について検討することを第二の目的とする。 上記2つの目的を達成するために、本稿では受講前後で学生の①子どもの言語発達に関する理解や②言葉の発達を促す保育内容の理解、③子どもの発達と保育実践を結び付ける力が高まったかどうか検討した。その結果、授業前後において、保育技術に関する理解と、絵本の内容から乳児に合った絵本を選択する力が高まることが示された。一方で、発達に関する理解はやや高まったもののそれほど高くなく、とくに発達過程の理解については不十分であり、年齢やねらいに合わせた教材選択の力は低いままであった。発達段階を含め子どもの実態に合わせた指導計画の作成・修正のためには、発達過程の理解を定着させ、発達と保育実践を結び付けて考える力を育てる必要がある。 |
PermalinkURL | https://www.kanto-gakuen.ac.jp/junir/info/pdf/bulletin_622837.pdf |