アザミ リツコ   AZAMI RITSUKO
  薊 理津子
   所属   社会学部 人間心理学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/12
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 新型コロナウイルス感染症予防行動と行動基準との関連性――羞恥を媒介した検討――
執筆形態 単著
掲載誌名 心理学研究
掲載区分国内
巻・号・頁 93(5)
担当区分 筆頭著者
著者・共著者 薊理津子
概要 本研究は,日本人の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防行動と行動基準との関連を調べ,これらの間に羞恥が媒介しているか検討した。2020年5月下旬にクラウドソーシングを利用したweb調査が実施された。多母集団同時分析の結果,男女ともに,仲間的セケンは3密回避を抑制した。男性では,地域的セケン・他者配慮は3密回避だけでなくマスク・消毒といった予防行動を直接的に促進し,さらに,羞恥を媒介して,これらの予防行動を促進した。一方,女性では地域的セケン・他者配慮はマスク・消毒といった予防行動を直接的に促進したが,行動基準と予防行動との間に羞恥は媒介しなかった。行動基準とCOVID-19予防行動との関連性および,羞恥がこの予防行動に及ぼす影響が議論された。