アザミ リツコ
AZAMI RITSUKO
薊 理津子 所属 社会学部 人間心理学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 具象画および抽象画の評価と曖昧さへの態度との関連 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 江戸川大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 31,39-48頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 薊 理津子・戸塚 万葉 |
概要 | 本研究では具象画と抽象画を取り上げ,これらの絵画への評価と曖昧さへの態度との関連性を検討した。調査参加者は大学生81 名であり,全員が全ての絵画(具象画6 枚,抽象画6 枚)について形容詞対8 項目(「快い―不快な」「派手な―地味な」など)に回答した。絵画の評定に用いた形容詞対8 項目に関する因子分析(主因子法,promax 回転)の結果,「評価性」因子と「活動性」因子が抽出された。そして,具象画の得点から抽象画の得点を引いた差を各因子で算出し,これらに対する曖昧さへの態度による影響を検討するために重回帰分析を実施した。結果,「曖昧さへの不安」は具象画の評価性を高めた。また,「曖昧さへの享受」と「曖昧さの排除」は抽象画の活動性を高めた。曖昧さへの態度によって心理的不適応との関連が異なることから,現実社会における本研究の応用について議論された。 |