スギヤマ トシヒロ
SUGIYAMA TOSHIHIRO
杉山 敏啓 所属 社会学部 経営社会学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/05 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 普通預金金利の改定 : 市場金利への追随率はおおむね30%台 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 金融財政ビジネス |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 時事通信社 |
巻・号・頁 | (11231),14-18頁 |
総ページ数 | 5 |
概要 | 2024年3月にマイナス金利政策が解除され、銀行の普通預金金利が17年ぶりに引き上げられた。預金金利の改定は頻繁ではないが、市場金利が大きく動けば、それに追随する形で改定される。普通預金金利の市場金利への追随率を長期でみると概ね30%台である。市場金利への追随率は貸出金利よりも預金金利の方が低く、金利上昇局面で預貸利鞘が改善する傾向が金融機関の資金利益にプラスに作用する。だが預金者の預け替え行動が大きくなれば、粘着的な預金ではない部分がシフトするかも知れない。金融機関は預金のうち長期滞留する部分を把握した上で、預金金利プライシングをALM運営全体の枠組みの中で総合的に判断することが望まれる。 |