クマモト クニヒコ
KUMAMOTO KUNIHIKO
隈本 邦彦 所属 メディアコミュニケーション学部 マス・コミュニケーション学科 職種 特任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/04 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 南海トラフ地震情報の報道における論点の抽出を目的としたワークショップの試み—「西半割れ」ケース— |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本地震学会論文集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 公益社団法人日本地震工学会 |
巻・号・頁 | 22(2),88-108頁 |
総ページ数 | 14 |
概要 | 南海トラフ地震は,東日本大震災を大きく上回る被害が想定され,国として防災対策が急がれている巨大地震である. 2017年に気象庁は, 南海トラフ地震発生の可能性が相対的に高まっていると判断した場合,「南海トラフ地震に関連する情報(臨時)(以下,臨時情報)」を発表することとした.しかしこれは「不確実な予測情報」であり,情報が発表されたからといって,必ずしも巨大地震が発生するとは限らない.このような曖昧な情報の持つ意味が十分に理解されないまま社会に伝わると,大きな社会的混乱が引き起こされる可能性がある.特に国民の主要な情報源の一つである放送や新聞などのメディアがこの情報をどのように報道するかによって,社会にさまざまな影響が出ると考えられる.本研究では,南海トラフ地震の震源域の西半分で巨大地震が発生する,いわゆる「西半割れ」を受けて,気象庁が臨時情報を発表するシナリオを作成した. |