オオツカ リョウジ
OTSUKA RYOJI
大塚 良治 所属 社会学部 現代社会学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/04 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 私鉄ビジネスの変遷と展開 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | まちづくり戦略研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 交通まちづくり戦略会議 |
巻・号・頁 | (2),22-34頁 |
総ページ数 | 13 |
概要 | 大手私鉄は阪急の小林一三が確立したビジネスモデルに立脚し、鉄道の乗車人員増と沿線開発による地価上昇を通じた不動産利益の追求、そして商業施設やレジャー施設などの関連事業への進出により多角化を展開した。こうした、鉄道事業を基盤とした関連事業は、駅の外(駅ソト)での不動産開発や商業施設の運営等が中心であった。そうした中、東日本旅客鉄道(JR 東日本)は駅を資産と位置づけ、2000 年代に入り、駅の価値向上を目指した取り組みを本格化させるに至り、大手私鉄も相次いで駅ナカビジネスの強化に走った。少子高齢化による運輸収入の減少を見据え、また感染症拡大の発生にも対応するためにも、鉄道事業者による駅ナカビジネスを駅ソトの開発と適切に組み合わせながら、今後ますます進化させることが望まれる。鉄道を中心とする複合事業体となることが、突発的なリスクへの対応能力の向上につながる。 |