ムロキ タカユキ
MUROKI TAKAYUKI
室城 隆之 所属 社会学部 人間心理学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 中学生の対教師暴力からの立ち直りプロセスに関する質的研究-家庭裁判所調査官による介入事例の分析-(原著論文) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 犯罪心理学研究 |
出版社・発行元 | 日本犯罪心理学会 |
巻・号・頁 | 49(2),1-14頁 |
概要 | 本論文では,対教師暴力を起こし,その後立ち直った9事例の少年を対象に,少年の語りを質的研究の一手法であるM-GTAを用いて分析することによって,「中学生の対教師暴力からの立ち直りプロセス」を明らかにした。すなわち,暴力を振るった中学生は,逮捕された経験を通じて自分の間違いに気づき,立ち直ろうとするが,学習面などでつまずく。それを,周囲の援助に支えられることにより,他者に対する認識と自己に対する認識がポジティブに変化し,暴力を振るわなくなることが示された。 |