タカネザワ ノリコ   TAKANEZAWA NORIKO
  髙根沢 紀子
   所属   メディアコミュニケーション学部 こどもコミュニケーション学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/02
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 「志賀直哉「赤西蠣太」のリアリティ」
執筆形態 単著
掲載誌名 「立教女学院短期大学紀要」
掲載区分国内
巻・号・頁 1-9頁
概要 「赤西蠣太」は、肝心とも思われる部分が省略され、いい加減な駄作とも捉えられかねない。しかし作品は、虚構の恋愛を書いた《手紙》を中心として描かれており、その虚構の言葉は、読者にその恋を真実だと思わせる訴求力を持つものだった。虚構の力によって真実を作り出していることを明らかにした。虚構であっても真実性を持つ、虚構のリアリティこそ「赤西蠣太」のリアリティであり、小説のリアリティであることを論じた。