フクシマ アリコ
FUKUSHIMA ARIKO
福島 亜理子 所属 センター 基礎・教養教育センター 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 音声を活用した自律的な学修の可能性 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 江戸川大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 34,435-454頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 福島 亜理子, 三谷 彩華 |
概要 | 本研究では,音声を活用した自律的な学修の可能性を検討することを目的とし,文系大学生に,学修場面で読み上げアプリや音声資料を活用しその利用可能性を評価してもらう調査を行った。調査対象者は,留学生を含む大学生全8名で,8週間にわたって音声アプリを使用してもらい,使用状況や使い勝手,授業やレポート作成や資格の勉強など用途別の応用可能性,内容理解や学修機会の変化をアンケートで回答してもらった。収集したアンケートを分析した結果,調査参加者は電子書籍の読み上げを中心に,各々のペースで音声アプリを活用していた。また,8 週間の使用期間を経て,音声アプリの使いやすさ・使いづらさには,読み上げの自然さのほかに,操作の手間や読みたい資料との相性がかかわることを指摘した。また,用途別の応用可能性においては,テスト勉強や資格の勉強への応用可能性が支持され,次いで授業教材の音声化と授業内容の予習復習への応用が支持された。レポート作成への応用としては,参考文献の聞き流しや作成した原稿の校閲といった使い方が報告された。そして,音声アプリの使用経験を通じて,内容理解や読解への意識の改善や学修機会の増大が報告された。 |